2005年8月アーカイブ
夏の終わり。
と口にしただけで切ない。
はぁ。水夏のサントラでも買うか。
さてと。
本。
+ ミヒャエル・エンデ / モモ
+ 松村恒平 / 秘伝
+ 元長柾木 / 飛鳥井全死は間違えない
+ Albert Laszlo Barabasi / 新ネットワーク思考
モモ。時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語。
古典的時間概念の中で時間って何だろう、人生ってなんだろう、発展ってなんだろう、と問う。
時間に追われていると感じる人、時間に流されていると感じる人、読んでください。
深い話でありながら非常にわかりやすく書かれているのでお子さんにもおすすめ。
秘伝。「プロ編集者による」文章上達<秘伝>スクール(壱)。
書くことが好きな人、上手に書きたい人、書いて食っていきたい人、必読。
隅から隅までためになる。まさに文章のバイブル。
あまりにも勉強になる箇所が多いので具体的にどこがいいかは書きません。
めんどい。気になる人は立ち読みしましょう。
全死。
Sense Offなどのシナリオライターとしても有名な元長さんです。
私的にはラノベの中では最高級です。
わかるとわからないの瀬戸際を行ったり来たりしているなんとも不安定な感覚がたまらない。
さっぱり意味不明な人には何も面白くないとは思う。
メタテキストを読むとか、視点ではない視座だとか、一見わけわかな文章だらけ。
でも読んでくうちに段々何の話かわかってくる。それがまた快感。
ラノベにしてもゲームにしてもキャラクターとかシチュエーションというものが、
不思議なほどにパターン化されてますよね。
このパターンをパクリとか新規性がないとかしか捉えられない人には
こういう文化は低俗なものでしかないんだろうけど、
このパターンってのがなかなか面白いんですよ。
パターンの威力の一例としては、書いてないことを予め読書が知っているという
前提をある程度持ち込める点があると思います。
こういう系のキャラだな、と一度認識させてしまえば、
読者が今までに消化してきた「こういう系」のキャラ像によって、
そのキャラの次の行動・思考パターンが予測できるんですよね。
まぁそれ以外にもいろいろメリットはあります。
パターンってのは文化であるとも言えるし。
全てに共通要素が存在しなかったら文化という概念は生じないでしょう。
元長さんがパターンに拘るのは個々のキャラクターの思考・行動パターンなどをある程度読者のCPUに委譲しているという感じがする。
模倣による逸脱、とか言ってたけど。
この人は相当頭いいですよ。間違いなく戦略的にパクってますね。
ともかくラノベ系ゲーム系の世界観に拒否反応示さなくて、哲学とか好きな人にはおすすめかな。
いろいろ思考のネタになるはずです。
新ネットワーク思考。世界のしくみを読み解く。
すべてはリンクしている。
ネットワークって面白!
人と人との社会的ネットワーク、細胞内の分子ネットワーク、
食物連鎖ネットワーク、エイズの感染を説明する性的ネットワーク、などなど。
そしてインターネット、物理層、ワールドワイドウェブ。
ノードあたりのリンク数を縦軸にとって、ノード数を横軸にとると、どれもこれもべき乗分布のスケールフリーネットワークになるという。
そしてべき乗分布は相転移現象にも現れる。
無秩序から秩序が生まれる臨界点、複雑系との関連性。
純粋に還元的な説明にはどうも違和感があったのだが、
ネットワークつまり全体的な相互作用をもっともっと理論化していけば、
数々の納得いかない疑問が解ける日も来るのではないかという希望が見えてきた。
たださらり読んでしまうと、こんなシンプルなことを人間は最近やっと理解するようになったのか、
と驚きでした。言うは易しってやつですが。
他にもまだ見落しがあるんじゃないですか?
あとはSNSとかWinnyとか2chとかのネットワークのトポロジーを知りたいと思いました。
研究対象としていろいろ面白いんじゃないかな。
とりあえずmixiのマイミク数がべき乗分布に従うかを見てみたいな。
漫画。
+ 仕切るの?春日部さん(1)
+ ドラえもん(1)
+ 99ハッピーソウル
+ エウレカセブン(1)
特にこれと言ったものは…
新しいのは表紙買いが基本だからなぁ。
まぁドラえもんは久々に読んで癒されたね。
音楽。
+ Diane Arkenstone / Aquaria: A Liquid Blue Trancescape
+ Secret Garden / Dream Catcher
+ 光田康典×加藤正人 / キリテ
Aquaria。
また良い音楽を発見できて嬉しい。
これはAmazonの「このCDを買った人はこんなCDも買っています」リンクで
Amethystiumと繋ってたのがきっかけで聴いてみたのだけど、良いです。
深海を浮遊しているような涼しげな世界が広がっていきます。
Secret Garden。
ヒーリング/ニューエイジとしては有名どころですね。
感動系の映画にマッチするな。泣かせる音楽。
キリテ。
物語の方はまだ読んでない。
すごくいい、ていうほど良くもないなぁ。
まぁ悪かないんだけども。
光田さんには期待が人一倍大きいからかな。
映画。
観なかった。
しょんぼり。
散歩。
八甲田山の高原を歩き、
寝床まで夜道を20km近く歩き、
奥入瀬渓流14km歩きました。
十和田湖でも2,3km歩いたし。
合計すると2日間で40kmは歩きましたね。
案外行けるもんだなと。
一年かけて徒歩で日本一周とかいう夢も一応抱いてたりするわけですが。
奥入瀬涼しかった。綺麗だった。
十和田湖もいいし八甲田山もいい。癒されまくった。
今度は秋に行きたいです。
温泉。
青森。酸ヶ湯温泉。
八甲田山から降りてきたところにあります。
歴史ある湯治場らしいです。
でもでも、洗い場がなかった…
水オンリーの蛇口が何個かあるだけでさ。
イベント。
初、一人旅。
LLDN。
その他、何個か。
仕事以外は忙しくて充実した一月でした。
9月か。
読書の秋力を見せつけないと流石に年間目標達成が危ういな。
ま、楽しむさ。
LLDNにA君と行ってきました。
こういうイベントに参加するのは初めてでした。
超断片的感想を。
有名人をいっぱい見ることができました。
テキストだけから描くイメージとはけっこう違ってて面白いです。
で直接話せばまたイメージはガラリと変わるんだろうなぁ。
だめだめへろへろぐだぐだ。
今日はいつにも増して萎えモード。
鬱とは違うんだな。
最近どうも精神が鈍くなった。よく言えば堅牢になった。
昔はかなり繊細な心の持ち主だったような気がする。
それは世間の荒波に揉まれてガラスの欠片の角が取れて滑らかになったようなものなのか。
だが歯車の一部としてシステムの一部として組込まれた感は全くない。
大人になるってか。最悪。単純に狡々しくなっただけと思いたい。
いやそんなものは独断以外の何物でもない。
他人の視点は興味ないわけではないが都合が悪ければ無視するに限る。
ある意味どうでもいいんだ。
アナーキズムやニヒリズムとは別次元のかったるさ。
こうして人は老いてゆくのか。
しかし周りを見渡してみるとそうでもない。
私だけ老いていゆくのか。
新鮮さがない。輝きがない。
萎える。鬱らないが萎える。
萎えまくりだ。勘弁してくれ。
一時的な感情だということは経験的に承知している。
明日になればまた別の感情が支配する。
ストリームを止めることはしない。undoはしない。そのまま。
たまには流れのままに排出してみるのも面白い。
精神は鈍感で堅牢になったは良いが一つ摂取しないと弱っていくものができた。
コミュニケーション。
会話。接触。ないと生きてけない。
昔は面倒なだけだったはずなのに。しかし変化は良い。
変化とは拡大だ。基本的には変化して悪いことはない。
変化がループしているとなると話は別だが。
新しい領域に侵食しているならプラスにはなっているはずだ。
萌えが足りんのか。
仮想世界への興味は失したわけではない。
いやリアル萌えでも同じだ。
やりたいことがある。やらねばならぬことがある。それは使命だ。
私が私に課した使命だ。
私のレゾンデートル、存在理由だ。
存在理由は自ら作らねばならない。虚構か否かなんてナンセンス。
縛られているのか。いや自由だ。
何もかも自由過ぎる。束縛は自分で自分に科すものだ。
束縛とは自由だ。人間に自由以外が与えられているのか。
少なくとも私は自由以外を感じることができない。
しかし縛られている。自由に縛られている。
自由でありながら縛られている。
ポリシーに縛られ見栄に縛られ世間体に縛られ、
好き好んで動けなくなっている。マゾヒストなのだろうか。
しかしそれは私だけではない。
束縛がこの社会を安定化している。
それとも社会の安定化が束縛を推奨しているのか。
どちらにしろ動けなくなっている。
動ければいいわけではない。
しかし。否定。否認。否決。停止。終了。
